体芯力®体操は通称
“頑張らない筋トレ”です。
体芯力®体操は、体芯力の理念を日常で実践するために生まれた、「神経を鍛えるトレーニング」です。
筋力ではなく、動きの質(QOM)に焦点をあて、脳と身体の神経ネットワークを再教育します。
「頑張る=力む・居つく・怒責」ではなく、力を抜き、深層筋(体芯筋)と神経の通り道を活性化させる。
その過程で、身体は本来備わるしなやかさと芯の強さを自然に取り戻していきます。

体芯力体操の動きは、神経と筋肉の協調を促す“流れのある運動”です。 呼吸とともに全身を動かしながら、神経伝達と姿勢制御を整え、身体の自然な反応性を引き出します。
- 深層筋(体芯筋)と神経の連携を高める
- 身体構造に沿った最適な動作パターンを再習得する
- 姿勢・呼吸・歩行を統合的に整え、動きの選択肢を広げる
こうして身体は、無駄な緊張を手放し、しなやかで安定した動作を実現します。
Principles体芯力体操の科学的原理
体芯力体操は、東京大学名誉教授・小林寛道先生の研究データを基に構築されています。
物理学や力学などの科学的根拠に裏づけられた再現性のある運動法であり、最新の科学と、古の身体操作・武術を融合した独自のアプローチです。
身体の深層にある筋肉を“固めずに自然に働かせる”ことで、神経と感覚の協調を高め、動きの質そのものを再教育していきます。
体芯力®体操と脳の関係
身体模型を見るとわかるように、体芯力体操で緩めていく背骨は脳と直接つながっています。
小林先生の研究では、fNIRS(近赤外光イメージング装置)を用いた実験により、「身体の使い方が脳の働きに影響を与える」ことが科学的に示されています。
体芯力体操の動きには脳を活性化させる要素が多く含まれ、脳血管障害のリハビリや、うつ病などの改善サポートにも有効であることが報告されています。

体芯力体操は脳を活性化させます。

小林寛道著者〔若返りウォーキングより〕
体幹深部の筋肉を自然に働かせることで、脳の血流と酸素量が増加し、身体がリラックスしてストレスが軽減します。
「ウォーキングが脳を活性化させる」と言われますが、
普通に歩く場合と、体幹深部を意識して歩く場合とでは、その効果に明確な差があります。
体芯力体操は、時間や回数ではなく「動きの質」を重視します。無駄な力を抜き、体の芯が自然に働く状態を育てることで、神経と感覚を目覚めさせる体操です。
Features体芯力体操の特徴
Relax 力を抜いて動く
血流リンパの流れが促進され免疫力が活性化され自己治癒力が向上します
Safe 安全
負荷をかけるコトをほとんどしないため、身体への負担がかかりません
Easy 簡単
難しかったり、辛かったりがないので気軽に取り組むことができます
運動強度が低く、年齢・経験を問わず安全に続けられるトレーニング法です。
- 高齢の方・リハビリ中の方でも安心
- 初心者でも効果を実感しやすい
- 続けるほど、身体の感覚が洗練されていく
無理に頑張らず、「続けられる動き」で身体の本来の力を取り戻します。
従来のトレーニングとの違い
従来のトレーニング | 体芯力トレーニング |
---|---|
身体のパーツを個別に鍛えることを目的とする | 脳を中心に、神経・筋・感覚を統合的に鍛える |
関節を固定し、同じ動作を繰り返して表層筋を強化 | 身体全体をゆるめ、連動性と可動域を高める |
表面の筋肉(アウターマッスル)を中心に強化 | 深層筋(体芯筋)と神経の協調を促す |
高校生以上の健康な人向け | 歩ける方ならどなたでも実施可能 |
固定・力みが多く、血圧が上昇することがある | リラックスして行うため、血圧の不安がある方も安心 |
固定した関節で反復動作を行う | 自然な呼吸とともに、流動的に動く |
力みの癖がつきやすく、フォームが乱れやすい | 力みを減らし、身体のバランス感覚を回復 |
運動後に筋肉痛や免疫低下が起こりやすい | 筋肉痛が少なく、回復力・代謝が高まる |
これまで、健康や体力を高める方法としては 「有酸素運動」と「筋力トレーニング」が主流でした。
しかし、多くの人が筋力や持久力を高めても、「力が抜けない」「うまく動けない」「不調が改善しない」と感じています。
体芯力®は、運動の量や強さではなく「動作の質」に着目します。
脊柱・骨盤・肩甲骨・股関節などの関節をしなやかに整え、日常動作の改善・心身の活性化・内臓機能の向上へと導きます。
Relearn Walking歩きの再学習
一歩が変われば、人生が変わる。
歩きが変わると人生が変わる
「100歳まで歩ける身体」は、ただの健康目標ではありません。 歩きには、呼吸・姿勢・動きの癖すべてが現れます。 体芯力は、筋肉を鍛えるのではなく、神経と感覚を再教育することで、 呼吸も、姿勢も、歩きも自然と調和していきます。 「歩きを変える」ことは、一つの動作の改善ではなく、 人間という生き物の動きの再教育なのです。
生涯使える身体の設計図を取り戻す
体芯力体操が導くのは、“生涯使える身体”。 それは、固めず、ゆるめすぎず、 必要なときにしなやかに動ける、 「自分の身体とつながって生きる」感覚です。 年齢を重ねても、呼吸とともに軽やかに動ける そのための設計図を、体芯力はもう一度あなたの中に描き直します。